試験対策

【永久保存版】大学編入試験合格までの流れと英語、専門科目、面接試験の勉強法【経営系編】

こんにちは、トラスク編集部のヘンリーです!

「大学編入に挑戦したいけれど、何から手を付けて試験勉強を進めていけばよいのだろう?」

このようにお考えの方、多いのではないでしょうか?

実際に、大学編入に関する学習の進め方は、予備校等に行かなければ入手しにくいものです。

そこで、独学の方や予備校に通うか悩んでいる方向けに、どのように受験校を決定し、学習を進め、いかに合格を手に入れるのかをお伝えします。ぜひ、参考にして編入試験合格に向けて具体的なプランを立てていきましょう!

受験大学を決定しよう!

大学編入とはのイメージ

まずは研究したい専門分野決め

編入する大学を決定する前に、自分が研究したい専門分野決めから始めることがおすすめです

大学編入試験は一般入試とは異なり、ほとんどの大学で専門科目と外国語の2つの試験の結果によって評価されます。つまり、一般入試よりも試験科目数が少なくなるため、1つの科目を深く学び理解する必要があるといえます。

以上のことから、専門分野を決定するにあたっては、興味があり、勉強を続けることができる分野の選択をおすすめしたいです。

筆者は、高校時代にイベントの実行委員長をやった際にうまくいかなかったという経験から、

「もっと組織運営に関する知見があればあの時うまくいっていたかもしれないのに…」

と思い至り、組織運営に関することを研究できる経営学を選択しました。

今までの人生を振り返ってみて、漠然と抱えている問題意識や本当に好んでやっていたことが、専門分野選びのヒントです!

それでも、「やりたい分野が見つからない…」という方は、ひとまず経済・経営学を選択することをお勧めします。

経済・経営学は大学編入試験を行っている大学が多く、社会科学系の学問の中でも特に日常生活と密接にかかわっている学問であるために比較的理解がしやすいです。

好きなことや得意な分野で試験に挑戦できるという点も大学編入試験の大きなメリットであるので、その点も大いに生かしましょう!

 

複数の大学を受験する人が多い

専門分野が決まったところで、受験大学を決定しましょう。

元専門学生であった筆者は受験する大学として滑り止め、本命、チャレンジ校と3つの大学を受験しました。

以下に3~4校を受験する場合の一例を示します。

【国公立志望の場合】
チャレンジ校:東北大学
本命:埼玉大学
滑り止め:福知山公立大学

ハマダジーコ前編
【編入インタビュー】Ask4. 専門学校から、東北大学・滋賀大学へ編入! ジーコさん、ハマダさん前編専門学校から、東北大学経済学部と滋賀大学経済学部への編入試験を成功させた社会人の方と、学生の方へインタビューを行いました。 専門学生ならではの編入試験の苦労を聞きことができました。編入志望の方はチェックしてみてください!...

 

私立志望の場合】
チャレンジ校:上智大学
本命:法政大学
滑り止め①:日本大学
滑り止め②:桜美林大学

新潟大学駅前
【体験談】新潟大学経済学部、法政大学経営学部に合格! 上田さん編新潟大学や法政大学の編入試験に合格された方の体験談を探していませんか? 本記事では、新潟大学と法政大学の編入試験で必要な参考書や当日の試験の様子を知ることができます。新潟大学と法政大学の編入志望者は必見です。...

 

大学編入試験は、全く知識や能力が身に着いていないゼロからの状態であってもしっかりとした準備を行えば難関大学への合格も不可能ではありません。

現在の学力にとらわれず、大きな理想をもって受験大学を決定することが大切です。

※一方で、注意点としては、自分の所属している学校の種類(四年制大学、短大、高専、専門学校、社会人)によっては編入できない大学もあるため、必ず志望校の募集要項を確認してください。

 

学問系統別 大学編入試験を実施している大学

学問系統別に編入学試験を行っている大学をいくつかピックアップしました。受験校決めの参考にしてみてください!

【経済・経営】京都大学東北大学名古屋大学神戸大学埼玉大学滋賀大学、上智大学、法政大学

【法学】北海道大学、上智大学、金沢大学、南山大学

【社会学】筑波大学、大阪大学、同志社大学埼玉大学

【心理学】大阪大学、学習院大学、青山学院大学

【文学】名古屋大学お茶の水女子大学学習院大学、同志社大学、法政

【国際関係】東京外国語大学宇都宮大学埼玉大学

【教育学】名古屋大学、都留文科大学

 

試験の勉強計画を立てよう!

勉強のイメージ画像study

過去問や募集要項から逆算する

大学編入試験は、試験対策が立てにくい試験です。その最たる理由は、試験範囲が不明確であることです。

そのため、可能な範囲で情報収集を行い、勉強すべき範囲を明確にしていくことが必要です。

①過去問から逆算する

大学によっては、郵送や大学に訪問することで過去問を閲覧することができます。

一般入試ほど、明確に範囲が分かるものではないですが、おおよその傾向や出題範囲を絞ることは可能です。5~10年分は確認するとある程度の傾向が見えてくるでしょう。


補足:過去問の入手法

  1. 大学から郵送や訪問をして閲覧するこれが最も確実で、リスクがありません。物理的な距離がある場合は、traskmatching.comで志望大学に通う経験者に見せてもらうなどの方法が取れるかもしれません。
  2. 予備校や専門学校、短大など有料のサービスを利用メリットは、膨大な数の過去問を短時間で閲覧できることです。一方で、デメリットはそれなりの費用がかかるため、人によっては難しいかもしれません。

それ以外の方法でネット上で販売しているものを購入する方法がありますが、基本的に著作権の問題があります。個人利用の範囲を超えて、無断で広くネット上で過去問を販売することは許可されていない場合があるため、利用は推奨できません。利用する場合は、自己責任で、よく考えてからのご利用をお願いいたします。

 

②募集要項から逆算する

各大学で必ず出しているものが募集要項です。この中にも試験範囲が記載されている場合があるため、必ず確認をしてください。

募集要項は、以下に一部まとまっているので、ぜひご利用ください。以下にない大学は、検索エンジンで、「〇〇大学 編入」と調べると検索できます。

https://trask.jp/media/category/transfer-news/

 

編入前の学校生活を把握しよう

試験範囲をある程度特定できたのであれば、次は勉強計画を立てる前に自身の生活状況や編入前の講義の履修状況を把握していきます。

大きく三つに分けて考えると良いでしょう。

①学校だけがある日

学校だけがある日は、講義が何コマあるのかという部分が最も重要です。一年次だけではなく、二年次の履修する講義の総数を前もって把握しておくと良いでしょう。

②学校とアルバイトやサークルがある日

学校とアルバイトやサークルがある日は、講義と合わせて何時間費やすことになるかを把握することが大切です。睡眠と、移動、食事、風呂等を除いて、何時間を講義とアルバイトやサークルに費やしているか把握してください。

③学校も、アルバイトやサークルもない日

学校の講義やアルバイト、サークルはイベントとして分かりやすいので把握しやすいですが、休日や祝日は無意識に時間を使ってしまっているものがあることが多いです。

そのため、休日こそ、客観的に自身が費やしているものの時間を把握して、勉強時間がどれくらい捻出できるかを考えてみてください。

 

年、月、週、日で計画を

①年、月間計画

一日ごとの緻密な計画から始めると、全体の計画の整合性が取れない場合が多いです。まずは、編入試験が終わるまでの各月のスケジュールを引いてみてください。

例)年、月間計画
1年生の4月 志望校決定、試験範囲調査
1年生の5月 TOEIC500点取得
1年生の8月 単語帳1週目、文法書1週目、大学の単位20取得
1年生の9月 TOEIC600点取得、単語帳4週目、文法書4週目
1年生の2月 TOEIC800点取得(TOEIC終了)、経営学のテキスト1週目、大学の単位40取得
1年生の3月 経営学のテキスト3週目、小論文3本作成
2年生の4月 経営学のテキスト4週目、小論文5本作成
2年生の5月 経営学のテキスト6週目、小論文10本作成、志望理由書作成
2年生の8月 経営学のテキスト10週目、小論文10本作成、面接練習開始、大学の単位62単位以上取得(大学の単位取得終了)
2年生の11月~ 〇〇大学経済学部試験終了に伴い編入試験終了、認定単位増のため10単位取得を目指す

 

②週の計画

月間計画で、各月にやることが明確になったら、その次は各週をどのように過ごすかを決定します。

ここでは、時間ではなく、ページ数など勉強量で決めるとゴールが具体的になってきます。例えば、「TOEIC単語帳を10ページ勉強する」などです。

③一日の計画

最後は、非常に具体的に書いていきます。ここでは、事前に把握している、学校がある日や休日、サークル・バイトなどの日ごとに異なったパターンごとに、書いていくと良いでしょう。

補足:予定を立てる上でのコツ
計画を立てる際にやってしまいがちなミスとしては、「無理に完璧な計画を立てようとしてしまい、それを実行できなくなってしまう」ということが挙げられます。

そのため、ある程度は一日単位での計画にゆるみを持たせることが計画を立てる上でのコツです。より具体的にお伝えすると、最初に書いた一日に消化したい勉強量とそれに要する勉強時間に1.5を掛け算してみてください。

おそらく、実際にやってみるとそれくらいの時間が初めはかかってしまうはずです。

はじめは目標の勉強量を消化するための時間から1.5倍で見積もって、無理のないスケジュールかどうかで計画を立てていくことをおすすめします。

トラスクでは、過去に時間の使い方に関する記事を出しています。ぜひ、こちらも参考にしてください。

タイムマネジメント大学生編
【編入希望者必読】無駄なことをしない時間の使い方(大学生編)編入の勉強時間の捻出やスケジュール管理で悩まれていませんか? この記事では、大学編入を受ける上での時間の管理の仕方について知ることができます。多忙の中で大学編入に臨まれる方におすすめです。...

 

メンターを見つけよう

「メンター」という言葉をご存知でしょうか? これは、「良き相談相手」のことで、仕事やキャリア、スポーツなどにおける先輩のことを指します。

勉強計画や試験範囲を特定する上で、可能であれば編入経験者とじっくり会話をしながら決められるとより確実な計画を立てることができるでしょう。

トラスクでは、traskmatching.comという編入試験合格者に会ったり、通話をしたりしながら相談できる無料の相談サービスを運営しています。ぜひ、「メンター」を見つけて、編入生活を円滑に乗り切る計画を立てましょう!

 

英語試験の対策

TOEICイメージ柳澤

編入学試験は多くの大学で英語力を問われる

編入学試験では、多くの大学で外国語(主に英語)の試験が課されます。

試験形式は、TOEICや英検、TOEFLなどといった資格試験を課す大学や、独自の試験問題を出題する大学など様々です。

そして、難関大学の中には、専門的な英語論文を問題に用いる大学も存在します。

そのため、英語の対策は編入学試験に挑戦する上で、重要であるといえます。上述したようにほとんどの大学で英語の試験が課されるため、受験期前半は英語対策を重視することをオススメします。

もちろん、専門科目と並行して行うことも可能ですので、のちほどいくつかの受験スケジュールパターンをご紹介します。

 

筆者が行ってきたTOEICの学習法をお教えします!

続いて、多くの編入学試験の英語力の評価に用いられているTOEICの学習法を筆者の経験を踏まえてお伝えします。

まずは、学習の基盤となる単語帳を紹介します。毎日コツコツと続けることが大切ですね。

 

【TOEICにおすすめの参考書一覧】

こちらは、言うまでもないかもしれませんが、TOEICで最も有名な英単語帳です。

必要最小限のTOEICで頻出する単語、1,000語がまとめられています。すでにある程度英単語を覚えている方や、短期間で最低限必要な単語を押さえたいという方に最適です。

余談ですが、作者のTEX加藤氏が著書の中で教えてくれる「TOEICの世界の住人は・・・」という豆知識が非常に面白いのでその点も含めておすすめです。

 

次に、この単語帳は出題頻度順に英単語が網羅的にまとめられている単語帳です。こちらを押さえることができれば900点台まで得点を伸ばすことも可能です。

ここまでおすすめの参考書を紹介してきましたが、単語帳に関して言えば大学入試用のものでもTOEICレベルは十分に押さえられます。

新たに単語帳を購入せずとも、みなさんが今まで使っていたものや自分が覚えやすいものを用いることでも滞りなく学習を進めることは可能だといえます。一方で、専門書を購入したほうが効率が良いことも確かなので、ご自身の予算との兼ね合いで決めてください。

 

続いて、単語帳と同時並行でこちらのテキストを利用することがおすすめです。

 

こちらは、TOEICというテストが、どのような問題から構成されているかを理解することができます。さらに、試験時間が限られている中で特に注力して解くべき箇所が示されており、初めてTOEICに取り組む人にはお勧めの一冊です。

表紙に「600点突破! 総合対策」と示されており、本当に本書を理解することで600点を突破できます。

実際に、筆者はTOEICを初めて受験した当初は400点ほどしか取得できませんでしたが、1年目の5月ごろから6月の期間にこの本で解き方を理解した後にTOEICを受験したところ見事に600点を超えることができました。

 

このテキストを解いたにもかかわらず、600点台を突破できなかった場合は基本的な文法の知識が不足していると考えられます。その際にお勧めの書籍が、こちらです。

TOEICに特化した文法書であるため、効率的にTOEICに必要な文法に関する知識を身につけることができます。

そして、600点台前後に到達し、解き方を理解できた後はたくさんの本番形式の問題を解いて解き方を体にしみこませてください。

 

では、本番形式の問題を解きたい場合には何を使えばよいのでしょうか? 多くのTOEIC受験者が使用するのはコチラです。

TOEICを制作している機関が作成しているものであり本番とそっくりな問題を解くことができます。上記のリンクは最新版のものですが、過去に出版されたものも多くあり中古で購入することが可能です。

また、より高得点を目指すのであれあ、メガ模試シリーズという本番形式に類似した問題が1冊に12回分も収録されている問題集を用いることもおすすめです。

このテキストは、TOEIC教育では日本より水準の高い韓国のTOEIC界で第一人者であるキム氏が書かれたものです。この一冊でたくさんの問題を解くことができます。

 

ここまで多くの参考書を紹介してきました。しかしながら1つ注意点があります。

ただ問題を解くだけではなく、採点した際にどこがだめだったのかをきちんと確認してください。

そして、何が原因で間違えたのかをはっきりさせて次回は同じ間違えをしないように対策を練ることが大切です。

筆者はこの流れで学習し、1年目の12月ごろに受験したTOEICで750点まで底上げすることができました。

1年もかけずに300点以上得点を上げることは可能です。

 

英語の学習にめどが立ったら、専門科目をはじめよう!

福島大学イメージ

まずは入門書で基礎固めから

以前の記事でも言及したことがありますが、基本的に大学編入試験は大学1、2年次で学習する基本的な事項を理解できているかどうかに主眼が置かれています。

そのため、高得点への第一歩として、まずは大学の入門レベルの講義で用いられるような参考書を一冊読破して内容を理解することが大切です。

入門レベルの参考書を選択するコツとして、より解説が丁寧なものを選ぶことをお勧めします。参考として、経営系の学部に編入した筆者がおすすめの書籍を紹介します。

 

まず、経営学の基礎を学ぶために以下のテキストを利用しました。

公務員テキストは、経営学だけではなく、法学系や社会学、国際関係学などの学問分野のものもあります。

Vテキストは、経営学の各分野の基本事項が網羅されていて初学者にとっては非常におすすめです。

そして、もう一つ筆者がおすすめする書籍があります。

本書は、過去百年の間に生まれた経営戦略の理論と歴史を説明している良書です。

経営戦略の分野は、編入学試験でも出題頻度が高い傾向にあるといわれているので、経営学の知識を確固たるものとするためにもぜひご利用していただきたい一冊です。

また、読みやすい文体や表記で書かれているため初学者にとって非常に分かりやすい本です。

さらに、本書はマンガ版も出版されています。

「活字ではやっぱり理解できない…」という方は、まずはマンガ版を読むところから始めてみてください。

いきなり難易度の高い参考書から読み始めずに、できる限り分かりやすい形式の参考書から取り組めば、苦手意識も生まれにくいためおすすめです。

「公務員Vテキスト」と「経営戦略全史」を理解することで、おおよその経営学の基本は押さえることができたといってよいでしょう。

 

ひととおり基本事項を押さえたら、知識をさらに深める段階に入ります。

その際におすすめの参考書はこちらです。

本書は、経営学を学んでいくにあたって鍵となる理論や用語がまとめられています。さらに、本書の後半部分はニッチな経営学用語に関する説明が掲載されています。

今後さらに学習を深めていく段階で論文等の難しい内容を伴う文章を読む機会が出始めますが、その際にはキーコンセプトを用いることで辞書替わりにも利用できます。

参考書を使う際に重要なことは、各経営学の理論を企業の事例にあてはめながら理解していくということです。

経営学は、経済学とは対照的で、現実の事例を元に理論を構築する学問です。しっかりと、現実の事例とあわせて学んでいきたいですね。

過去問を解いてみよう

基礎的な知識を押さえた段階で、過去問に取り組んでみましょう。

特に、論述系の問題に多く取り組むことで身に着けた知識を定着させるだけではなく、論述力の向上にもつながります。

ではここで、実際に参考書を参照しながらでもよいので以下の問題を解いてみましょう。

企業を取り巻く外部環境の変化を的確に把握し、適切に対応をすることは容易ではない。急変する外部環境変化を分析する際、「①SWOT分析」および「②M.Porterのファイブフォース分析(5つの競争優位要因分析)」を用いた環境分析が重要度を増している。この二つのツールの中で一つを選択し、その内容と特徴、重視される理由などを説明しなさい。

出典:平成30年度福島大学経済経営学類 編入学試験 経営学
http://nyushi.adb.fukushima-u.ac.jp/problem/Files/2018/04/H30_k_hen_keieigaku.pdf

この問題は、ファイブフォース分析(以下、5F分析)もしくはSWOT分析についての説明と近年の経営環境下でそれを用いることが重視される理由を問われています。

この、5F分析とSWOT分析という用語は経営学の入門書には必ずといっていいほど載っているものです。

つまりは、基本を押さえていれば国立大学の問題でも解くことができるのです!

とはいえ、どのように書き進めればよいのかわからない方に向けて、筆者が5F分析の論述問題の解答をご紹介します。
※あくまで解答例ですので、この解答が実際の試験の解答を保証するものではありません。

 

【5F分析解答案】

 ファイブフォース分析(以下5F分析)とは、マイケルポーターが提唱した経営環境の分析方法を指す。競争業者、新規参入者、買い手、供給業者、代替品という5つの競争要因に従い、当該企業が属する業界における企業間の競争度合いやその魅力度を分析する。経営環境を理解する際に有用なツールの1つが5F分析である。

 ポジショニング学派では、企業が戦略を策定する際に、自社の立ち位置やポジショニングをその経営環境との関係性の中で捉える必要性があるといわれている。以下に、5つの競争要因についてそれぞれ説明していく。

 競争業者の要因は、自社が属する業界内の競争関係から生じる脅威について検討する。例えば、市場が小さく、飽和状態にある業界において、多数の競合が存在している場合はその業界が魅力的であるとは言い難い。反対に、規模が大きく今後も成長する余地がある業界の場合は、魅力度が高いと言うことができよう。

 新規参入者の要因は、自社が属する市場において新たな競合が現れるという脅威について検討する。新規参入を企てる企業が自社よりも圧倒的な資金力を有する場合は大きな脅威となり得る。一方で、自社が属する市場が法的な規制があり新規参入が困難な状況にある場合などは脅威は低いということができよう。

 買い手の要因は、自社のサービスや製品を購入する顧客の交渉力について検討する。顧客が大量に購入する場合や、大きな値下げを要求してくる場合は、企業にとって脅威となり得る要素であり、買い手の交渉力が高い状態であるといえよう。

 供給業者の要因は、製品やサービス提供するための原料を供給する業者である売り手の交渉力について検討する。他の供給業者が取り扱っていないようなものを自社が仕入れている場合は、価格交渉の面において供給業者の交渉力が高まるということが想定できよう。それは、自社にとって大きな脅威となりうる。

 代替品の要因は、自社と代替する製品やサービスが自社製品よりも顧客に与える便益が大きく上回った場合に、自社の競争優位性を脅かす可能性について検討する。

 具体例としてドトールコーヒー(以下、ドトール)について5F分析を行う。

 同社において、競争業者の要因はカフェドクリエや、サンマルクカフェ等のコーヒーチェーンが該当すると言える。価格帯や、フード類をいかに他社と差別化するかが競争優位の源泉となり得るといえよう。

 新規参入者の要因としては、ドトールよりも後発である、スターバックスコーヒー(以下、スターバックス)が挙げられる。スターバックスはドトールよりも高価格帯の商品を提供しながら、居心地の良い店内設計を行っている。昨今のドトールは、この流れに対応して、内装がきれいで居心地の良い店舗設計へと転換していると考えられる。

 また、飲食業界は参入障壁が低いことから常に新規参入者の脅威にさらされているということができよう。

 代替品の要因に関しては、コンビニエンスストアの100円コーヒーが挙げられる。コンビニエンスストアのコーヒーは100円という価格ながら、高品質のコーヒーを手軽に飲むことが可能である。店舗数もコンビニエンスストアの方が圧倒的に多いことから、ドトールにとっては大きな脅威であるといえよう。

 買い手の要因としては、顧客の低価格志向化が考えられる。上述したコンビニエンスストアコーヒーや経済のデフレ化の影響もあり、低価格のコーヒーを求める顧客が増加していると考えられる。これは、ドトールにとってさらなる低価格化を行わなければならないというインセンティブになり得る。

 供給業者の要因としては、コーヒー豆の納入業者が考えられる。ドトールのコーヒーの味をを担保するために特定の業者から豆を仕入れていると仮定した場合、供給業者は納入価格について値上げをする交渉力がドトールよりも高くなるということがいえよう。

 このように、企業の周囲を5つに分類し分析することによって、自社がどのような戦略を策定するべきかのヒントを得ることができる。

 企業に競争優位をもたらす要素を考える際に、5F分析を行うことは有用な手段である。

上記のように、各用語の定義や使い方を明示しつつ実際の事例と絡めて説明すると良いものができます。

補足:小論文試験について
このような問題形式を「小論文」といいます。編入試験の専門科目は、一問一答形式もあれば、論述する形式もあります。小論文は後者にあたるもので、編入試験の筆記試験の中では比較的出題されることが多い問題です。

本記事では、小論文対策にの詳細には触れませんが、過去にトラスクで、編入講師経験者の方をお招きして配信したツイキャスの動画がありますので、ぜひ以下のプランよりお申込みください。

https://traskmatching.com/plan_single?plan_id=105

※このプランに応募する方は、以下をお守りいただくようお願いいたします。
①会員登録が必要です。
②プロフィール画像とプロフィール文を記載したうえでお申し込みください。
③最後には必ずプランへのレビューをお願いします。レビューはチャットページから実施可能です。

 

興味がある分野を極めて自分の研究テーマにしよう

入門書を用いて、経営学の各分野をひととおり見たところで、今度は自分の中でもっと勉強していきたいと考えた分野について深堀りをしていきます。

この段階で深堀りをしていく内容が、志望理由書の作成時や面接時にも必要となってきます。

とはいえ、研究テーマを決定するにあたって、「どのように決めればいいのかわからない」、「興味があるテーマなんてない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、筆者なりの研究テーマ決定の方法を提案したいと思います。

 

そもそも、編入学を志した皆さんはこれからさらに深い「学問」の世界へと足を踏み入れます。では、「学問」とはいったい何のために存在しているのでしょうか。

「学問」について、文部科学省のホームページで「学問」の効用について言及したページがありますので引用して紹介いたします。


学問には2つの効用がある。第1は、生活上の便宜と利得の増大である。第2は、自分を作り上げていくこと、確立していくこと、いわゆるBildungとしての教養であり、このような教養による人間形成を通じての社会の形成である。前者も後者も重要であるが、後者の効用を忘れてはならない。

出典:文部科学省 『序 「学問について」』
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/015/siryo/08082701/002/001.htm

上記の第1の効用に着目すると、学問は生活上の便宜と利得の増大によって、私たちの社会をより豊かなものにする効用があると解釈できるのではないでしょうか。

つまり、その学問を「研究」する(=物事を詳しく調べたり、深く考えたりして、事実や真理などを明らかにすること。出典:【デジタル大辞泉】)ということは、現在世界が抱えている社会問題を解決するための糸口を探求することであるともいえるでしょう。

すなわち、みなさんが社会に対して疑問に思っていることや不満に思っていること、ニュースや新聞で取り上げられていることに着目することが、研究テーマの種となり得るのです!

 

それでは、3つの観点から研究テーマへのアプローチを考えてみましょう。

  1. 自分の過去を幼少期までさかのぼってみる

    子どもの頃は、様々なものに興味を抱くものです。その中で、何も苦であると思わずに一つのことに対して没頭した経験はありませんでしたか?

    筆者は、当時車が好き過ぎて道行く車の名前をほとんど言うことができていました。現在でも、車のカタログを見たり、自動車メーカーのホームページをネットサーフィンをするほど車が好きです。

    この経験を例に研究テーマを決定するのであれば以下のようなケースが考えられます。

     私は幼少期から、車への興味があった。我が国の自動車はトヨタを筆頭として、多くの国で人気を博している。しかしながら、米国との貿易摩擦などの政治的な問題によって、しばしば自動車産業の業績は影響を受けている。そのため、多くの自動車メーカーは、海外に生産拠点を設けている。そこで、私は海外生産を行った際に、日本と同様の品質を担保するために、自動車メーカーはどのような施策を行っているかに興味が湧くようになった。大学では、それの関心をさらに発展させ、今後グローバル化がさらに進展する中で、我が国で企業の国外移転がどのように行われるべきかを研究したい。

  2. 新聞やニュースで取り上げられている社会問題に着目する

    日々、世の中は動いています。経営学は、まさにその世の中の動きと直結する学問であるといえるでしょう。日々生まれる新たなニュースを自身が研究したいことのヒントとすることも有用です。

    新聞記事を基にケースを考えてみました。

     近年、中小企業の後継者不足が深刻化しているといわれている。日本経済新聞でも、「大廃業時代」としてこの問題が取り上げられていた。 その解決策の一つとして企業のM&Aが注目されている。 しかしながら、M&Aを行った場合に、うまく合併先の組織風土となじまず、M&Aが失敗に終わるケースがあるといわれている。 私の両親も自営業で経営を行っているが、後継者問題に悩んでいたことから、自身も強く関心を引かれた。 そこで、大学では組織論の観点から、組織としてのシナジーを最大化できる組織体制について、先行研究やアンケート調査などを通じて明らかにして行きたい。

  3. 自分の将来になりたいもの、夢につながるものから研究テーマを考える

    皆さんの今までの人生の中で「この人みたいになりたい!」と思った経験がある人は多いのではないのでしょうか。

    私の編入学に合格した友人は、大学生で起業した城宝薫さんという方が活躍している姿を見て、「かっこいい、私も起業してみたい」と思った経験から、経営戦略を学び始めました。そういった場合は以下のような例がイメージできます。

    私は将来、起業したいという想いがある。その背景には、大学生ながら起業した城宝馨氏の活躍に感銘を受けたということがある。 同氏は、株式会社テーブルクロスという飲食店予約サイトを運営する会社の社長だ。飲食店が予約されるたびに、その売り上げの一部が発展途上国の給食費として寄付される仕組みを構築している。このビジネスは、まさにCSV経営といえるものであり、私もこのような起業家として将来は社会に貢献していきたいと考えている。 大学にて、経営戦略に関する知見を深め、将来の糧とするため、経営戦略について研究していきたいと考えている。

 

研究テーマに関する知識を深める

まずは、研究テーマに関する入門書を読んでみましょう。

経営戦略を例に、詳しく学ばれる方におすすめの本をご紹介します!

本書は、多くの大学で、入門用のテキストとしてお勧めしている本です。

先ほど紹介したオススメ書籍よりも内容が濃く、より学術的な内容となっています。

「経営学入門」というタイトルですが、経営戦略に寄った内容となっているためこれから経営戦略を深めていきたい方には必読の内容です!

上記の本を読んだら、今度は経営戦略の分野で名をはせている教授の本を読んでみましょう。

経営戦略という分野を学ぶにあたって、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授はとても有名な先生です。

上述した「経営戦略全史」でもその名前が出てきますが同氏は、ポジショニング学派のリーダー的存在でもあります。

企業の競争優位は、企業の外部にある他社に影響を受けるという考え方を持っています。

本書を熟読することによって、編入受験生が知っておくべき経営戦略論の知識は十分なレベルになったといえるでしょう。

 

さらに、知識を確固たるものとしたい場合は、ポジショニング学派の対の概念を提唱している、ジェイ・B・バーニーの本を読んでみるのもいいでしょう。

同氏は、企業の競争優位の源泉は企業の内部にある経営資源によってもたらされると提唱しています。ケイパビリティ学派とも呼ばれています。

両者の概念の相違点を理解し、学界ではどのような議論がなされているのかを説明することができれば大学の教授をうならすこともできるでしょう。

 

大学別の面接の準備を行おう

面接イメージ

大学別の志望理由書を作成しよう

専門的な知識も深まってきたところで、今度は志望大学の志望理由書を書き始めます。

筆者が考える、志望理由書に盛り込むべき内容は以下の通りです。

【志望理由書に盛り込むべき内容】

  1. 研究したいテーマと研究しようと考えた背景(50%)
  2. 研究テーマの大学での進め方(30%)
    ・講義の履修プラン
    ・ゼミ
  3. その大学を志望する理由(15%)
  4. 今後の進路(5%)

※カッコ内は全体に占める割合の目安を示しています。

 

以下にそれぞれの内容について詳述します。

①研究したいテーマと研究しようと考えた背景

自分の経験や社会的な課題に基づいて、その分野を研究すると決意した背景について詳しく書きます。この部分が志望理由書において最も重要な部分です。何度も推敲して、より良いものを目指してください。

 

例)   私はスターバックスコーヒー(以下、スターバックス)でアルバイトをしている。ある日、「なぜスターバックスは他のカフェに比べて人気なのか」ということが気になった。

 私の実家は自営業でラーメン屋を経営している。近所に競合店がある。商品の味はそこまで変わらないのにもかかわらず、売り上げには大きな差があると幼少期に両親から聞いたことがある。

 「なぜ、同様の商売をしているのに、売れ方に大きな違いがあるのか」ということが幼い頃から気になっていた私が、スターバックスで働き始め、その思いを強くしたのである。

 大学一年生の夏休みに偶然書店で手に取った『スターバックスvs○○』という書籍がある。その中では、○○という理論を元にスターバックスは他社と異なる経営戦略によって、売り上げに大きな差を生むことに成功していることを学んだ。

 書籍を通じて、アルバイトや実家のラーメン屋での疑問の一端を解決することができた私は、経営戦略および、その分野を含む経営学というものに興味を惹かれた。

 将来は実家を継ぐことを考えていることから、私にとって経営戦略を知ることは、店舗経営の成功に関わる非常に大切なものだと考えている。

 こういった背景から、経営戦略について、研究したいと強く考え、研究機関である大学の経済(または、経営)学部への編入を志望したのである。

 

②研究テーマの大学での進め方

①で述べた研究したいテーマについて、大学でどのように深めていきたいかについて言及してください。

具体的には、大学で開講されているどの講義が自身の研究テーマとどのように関係しているのか、どのように講義を履修して活かしていきたいかを具体的に述べます。

例)  入学後は、『経営学総論』を履修し、基礎部分を固める。そして、『経営戦略論』という講義で○○理論に関する専門知識を深めると同時に、ゼミでは、○○と△△をもとに、××な研究を行っていく。

 また、貴学にある○○センターを活用して研究に活かしていきたい。

※ここでのポイントは、授業ゼミ、施設やプログラムは必ず大学のホームページを参照した上で記載することです。シラバス検索のページや各学部の研究室情報やニュースなどをくまなく調べてください。

 

③その大学を志望する理由

研究テーマや研究プランにとってメリットがあるということが伝えられると良いです。

例)  貴学を志望する理由は二点ある。まず、○○という特徴を持つ○○学習プログラムがあるため、現在所属する大学での○○(例えば語学など)を活かせるということ。そして○○という施設があることから、私の研究を行う上で最も適していると考えたことである。

 

④卒業後の進路

ここは端的に書くことをオススメします。

 

例①)  卒業後は、講義やゼミでの研究を活かして、経営戦略コンサルタントとして、企業の経営戦略上の意思決定を支援する仕事に従事していきたいと考えている。

例②)  卒業後は、大学院に進学し、経営戦略についてより深く研究していきたいと考えている。

補足1:③と④で書くことについて
③について:大学の特色の例をいくつか列挙いたします。

  • 大学の施設
    専門書の蔵書が豊富な図書館があるため、研究に活かせる
  • 特徴的なプログラム
    英語教育や起業家育成、海外派遣など
  • 著名なOBOGの輩出実績
    特定の研究分野で功績を上げている実績
  • 大学の校風や理念
    大学の施設やプログラムは名称だけではなく、詳細や時期、編入生がそもそも利用できるのかも合わせて調査する。不明な場合は大学に電話やメールで必ず問い合わせること。校風や理念は、実際にオープンキャンパスに行ったり、通っている学生から話を聞いたりすることが望ましいです。大学の様子はtraskmatching.comでOBOG訪問してみてもよいかもしれません。

④について:進路の例をご紹介します。

  • 就職する場合は具体的な仕事内容を記載したい
    例) 経営コンサルタントになり、企業を戦略面から支援したい
  • 大学院進学をしたいという旨を記載してももちろん良い
    例) さらに研究を深めるために、大学院に進学をすることを検討している
  • 自ら事業を起こすことを書いても良い
    例) 学んだ戦略の知識をもとに、日本の利益に資するような事業を起こし運営していきたい

※就職や進学は大学の傾向や進路実績にも目を通しておくことが必要。

 

補足2:志望理由書の体裁について
以下を意識してください。

  • 最後の行まで埋める
  • である調がよい 誤字脱字が減ることと、文字数を削減できる
  • 一文は長すぎないように
    目安は40〜50文字、長くても60文字以内にしたい。
  • 思う→考える、考えているに修正
  • 書籍の引用は、『』で、セリフの引用は「」、他には文言を(Robbins,2009)と記載することも可
  • 事、出来るなどは、「こと」、「できる」を使い分けする。普通名詞、形式名詞を正しく使う
  • 手書きの場合は修正テープは使わない
  • 手書きの場合は、いきなり書くのではなくて本番用紙を数枚コピーしておく。本番用紙でミスをした場合はコピーした用紙を使う
  • 手書きとPCのどちらが良いかは特に指定がなければどちらでもよい。不安であれば学務に問い合わせをする
  • 内容は何度も修正したほうが良い。少し時間をおいてから見直すのも一つのやり方としては有効
  • 子どもが読んでも理解できる簡単な言葉を用いることがおすすめ。難解な言葉を多用すると、自分も相手も混乱します。
  • 一度PCで書いてみて、文言をタイポ検査のサイト(https://enno.jp/)などにかけてみる。問題なければその文章を手書きで書くのもおすすめ

 

補足③:添削について
独学での添削は非常に難しいです。編入予備校では有料の添削を行っていますが、予算的に厳しい方は選択できない方法です。

トラスクでは、traskmatching.comで編入経験者に添削を依頼することも可能です。ぜひ、プランへ応募して添削をお願いしてみてください。

 

大学別の面接対策を行おう

多くの大学で行われている試験です。独学での対策が難しいため、どういった対策をすれば良いかが最も分かりにくい試験と言えます。

しかし、独学でもできる対策は多くあるため、ここでは独学の方でも対策ができる方法をご紹介します。

 

面接の種類

大学編入試験には、試験科目の一つとして面接が設けられている大学があります。また、面接の種類は大きく分けて二つです。

  1. 一般面接
    募集要項では、配点がないとされている場合が多いです。

    また、質問される内容も平易なものが多いです。例えば、「なぜ、編入したいと考えたのですか?」などです。あまり、専門的な内容を追求されるというよりも、広く浅く質問をされる試験だと考えてください。

  2. 口頭試問
    一般面接とは打って変わって、志望理由書を元に、深く研究したい分野について質問される試験です。

    例えば、「〇〇理論について、1分で説明をしてください」、「企業の〇〇期において、経営戦略上望ましいと考えられる意思決定はどういったものが考えられるかあなたの意見を2分で述べてください」、「あなたの研究したいテーマである〇〇について、あなたの言葉で説明してください」などです。

 

面接の形式

まず、共通している部分としては、面接はおおむね10~15分程度であるということです。一方で、形式は大学によって異なっていますが、学生一名に対して、大学側は複数名であることが多いです。

語学系の学部や、もともと語学系の学校から編入した場合には、英語で面接が実施されることが稀にありますので注意してください。対策については、後述します。

 

想定される質問集

想定される質問は、志望理由に関係するものとそうでないものに分類できます。

【志望理由書に関係する質問】

  • 志望した理由
  • 最近読んだ本とその内容について
  • 最近気になったニュースとそのことへの意見・考え
  • 研究テーマを自分の言葉で簡単に説明をする
  • 研究テーマに関係する理論を簡単に説明する
  • 研究テーマの問題点とそれに対する自分なりの考え
  • ゼミは決めているか
  • 師事したい教授はいるか
  • なぜこの大学でその研究テーマなのか?
  • 卒業後の進路について
  • どうやって勉強をしてきたのか
  • あなたの研究は本学ではできない可能性があるがどうするのか
  • 志望理由の中で挙げた大学の特徴が他の大学でも見受けられる点について

 

【志望理由書に関係しないもの】

  • 試験の出来は?
  • 元いた学部と異なる学部だが授業や在校生とのゼミ活動についてこれるのか?
  • なぜ、前の大学では研究したいことができないのか?(同系統学部から編入する場合は聞かれる可能性がある)
  • 英語で簡単に会話を行う(自己紹介や志望理由)
  • 英語を話せるのか?(出身校が外語系だと聞かれることもある)
  • 二年間で卒業できない可能性があるが大丈夫か
  • 大学院進学を考えていないのか
  • 学校の成績について(成績が悪いと指摘されがち)
  • 編入後にサークル活動を行うことは考えているか
  • 面接対策の方法

大学編入の面接試験は、「志望理由書に書かれたことを中心に聞かれる」ことが大半です。

そのため、「志望理由書を読んだ時に、質問したくなる」ことを客観的にリストアップして、それに対する解答を事前に用意しておくことがメインの対策方法です。具体的には、想定問答集を作成されると良いかと思います。

ただし、面接でのマナーや伝え方の練習、英語面接に関しても可能な範囲で対策を実施してください。

 

面接対策の方法

  1. 面接に関する情報の調査方法

    大学関連の情報はシラバス、各学部のHP・SNS、ニュースなどを入念に調査をしてください。他にも、教授がコメントを寄せている新聞記事(日経新聞等)やNewsPicksなどのコメントサイトもチェックできるとなお良いです。調べてもどうしても分からない点は電話やメールで学務に問い合わせをする。学務にお願いをして、教授の方を紹介してもらえないかを交渉するということも検討してください

  2. 面接の伝え方の練習方法1.まずは志望理由を暗記する2.話し方の練習を行う。

    ※特に以下の点を注意してください。相手は友人や家族でも問題ありませんが、可能であれば編入経験者にtraskmatching.comでお願いしてみてください。3.いずれも難しい場合は、文章を読み上げて、それを動画で撮影して見かえすことが有効です。

【面接練習のチェックポイント】

  • 声の大きさ(面接本番は緊張して、呼吸が浅くなるので、普段の二倍くらいの声がオススメ)
  • 目線(相手のネクタイ辺りを見ると緊張しにくいです)
  • マナー(ノックは三回、ドアが開いているときはノックせずに一言伝えて入室、着席前には一言伝える、足は開き過ぎない、椅子に背中をもたれない等)
  • 話す速度(1分で300文字が一つの目安)
  • 内容が人が聞いてすぐに理解できるか
  • 論理的に伝えられているか

 

解答の内容について

志望理由書に書いていることをあらゆる角度から指摘されても答えられるように、内容を事前に練っておきましょう。練る方法は、大きく2つの情報を取得することが挙げられます。

1.自身の研究テーマに関する持論を持つ
小論文にも通じますが、社説や学者の論文、コラム、ニュースコメンテーターのコメントの中で参考になるものを収集しておきましょう。

経済・経営系を例にいうと、特にNewsPicksのコメント欄は多くの識者の考えを得られるので有用です。

【オススメ情報ソース一覧】
紙媒体:日経新聞、経済誌
テレビ:ワールドビジネスサテライト、カンブリア宮殿、がっちりマンデー、ガイアの夜明け
ニュースメディア:NewsPicks、PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)、現代ビジネス等

 

2.持論の裏付けを持つ
理論や事例、ニュースで持論の裏付けをすることが大切です。

これらは専門書や各社の新聞、または専門機関が発行する紙媒体やニュース記事を見ることがおすすめです。

仮に、経営戦略についての志望理由書であれば以下のような質問に解答をできるようにしておきたいですね。もちろん、他のテーマでも同様です。

  • 経営戦略とは一言で言うとなにか?
  • 志望理由書で触れた企業の経営者は誰か?
  • 本学の経営戦略の○○先生の本は読んだか?
  • 海外の志望理由書で触れた企業の経営戦略に関する文献は読んだか?
  • 志望理由書で触れた企業の経営戦略とその競合の戦略の違いはなにか?
  • 今後の志望理由書で触れた企業の経営戦略はどうなっていくべきか?
  • 経営戦略の理論を一つ挙げて、説明せよ
  • 戦略と戦術の違いはなにか?
  • 経営学と経済学の違いは?

他にも質問される可能性はありますので、可能な範囲で考えてみてくどさい。

解答の内容については、最も望ましいのは同じ学部系統の教授や編入経験者に見てもらうことです。

 

次点は、同じく編入を志望する学生とディスカッションを重ねることです。該当する学部に所属する先輩や同級生に聞いてもらうのも良いです。

いずれも難しい場合は、内容を友達が家族に聞いてもらい、論理的に破綻していないかだけをチェックしてもらうというのが対策になりますが、traskmatching.comでは編入経験者に直接面接を見てもらうことが可能です。ぜひ、ご利用ください。

 

面接対策補足1 :英語面接に関して
英語面接になることは、経営系ではあまり多くありませんが、もしそうなる場合を想定して、対策方法をお伝えします。方針としては、以下をオススメします。

  1. 志望理由書をすべて中学生レベルの英語に直す
  2. 英語に直した志望理由書を暗記する
  3. 聞かれそうな質問に対して、中学生レベルの英語に直した解答集を作成する
  4. 3をすべて暗記して、発声練習を行う

英語面接になる可能性は高いとは言い難いです。そのため、英語面接の対策に時間を割いてしまうことは非常に時間のロスです。

日本語での面接試験の対策が落ち着いた段階で、日本語の面接対策に用いた想定問答集を流用して、簡単な英語で書いた英語版の想定問答集を用意すると良いでしょう。

簡単な英語である理由は、難解な英文にしてしまうと、試験当日に緊張して話せなくなるということがあるためです。

もし、英語の内容が不安な場合は、留学生の友人や大学の英語の講義の先生に添削を依頼する、それ以外はtraskmatching.comをご利用いただくことも可能です。

 

面接対策補足2 :オススメの面接上達方法
まず初めは、編入経験者にtraskmatching.comで相談に乗ってもらうことをオススメいたします。

そして、ある程度面接対策が身についてきたら、編入志望者の面接の練習を手伝ってあげるという練習方法を強くおすすめします。

この方法では、面接官に伝わる内容と伝わらない内容についての理解促進に寄与したり、良い話し方を知ることができたりと、自分自身を客観視する上で非常に有用です。

traskmatching.comでは、編入志望者もプランを作成できますので、プラン作成ページから、「面接練習の相手になります!」といったプランを作成して、募集をしてみてください。

この方法は、面接の難度が高いことで知られる埼玉大学経済学部の面接試験で、97点/100を獲得した経験者が実践していた方法です。

 

おわりに

編入試験は、あまり一般的な試験とは言えません。そのため、そもそも何から始めれば良いかということが本当に分かりにくいものです。

本記事では、なるべく経営系分野ではない方にも役立つような構成で記載されていますが、経営系ではない学問では異なる部分があるため、今後執筆していければと考えております。

ぜひ、この記事を読んで、そしてtraskmatching.comを利用して、編入試験のスタートダッシュを切りましょう!

そして、この記事がよければ、ぜひSNSでのシェアをお願いします。

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こんにちは。ヘンリーです。 現在は、某国公立大学経済学部の3年生です。 自身の編入学の経験を活かして、編入したい方々にとって役立つ情報を提供します! 最近は、YouTubeでディズニーシーの「タートルトーク」の動画を見ることにハマっています。
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